口呼吸でアトピーやアレルギーが悪化するのはなぜ?解決策も紹介

あなたのお口は今、閉じていますか?もしそうなら、本来鼻から行うものである呼吸が、口呼吸になっているのかもしれません。

口呼吸はさまざまな問題を引き起こしますが、アトピーやアレルギーが悪化する原因になっています。今回は、口呼吸がなぜいけないのか、鼻呼吸に戻すにはどうすればよいかについてです。

目次

口呼吸がアトピー・アレルギーを悪化させる理由とは?

口呼吸をしているだけで、本当にアトピー性皮膚炎やアレルギーが悪化するの?と疑問に思われる方もおられるでしょう。

ここからは、口呼吸のどこがいけないのか、何がアトピー・アレルギーに悪影響を及ぼすのかを紹介していきます。

口呼吸だと息をするたびに細菌が体内に取り込まれる

私たちは1日24時間ずっと呼吸をしていて、1日の呼吸回数は2万回にもおよびます。

空気中にはたくさんの細菌やウイルス、ホコリなどが漂っているのですが、鼻から呼吸していればこれらは体の外へ排出されるようになっているのです。

ところが口呼吸だとストレートに身体の中へ細菌やウイルス、ホコリが入ってしまいます。

そもそも人間は鼻で息をするようにできているため、鼻には空気清浄機のフィルターのような機能が備わっているのです。

ところが口にはそのような機能はありません。空気中の細菌やウイルス、ホコリはそのまま体内に入ってしまい、アトピー・アレルギーを悪化させるのです。

口呼吸だと乾いた冷たい空気が直接入ってくる

外気の温度や湿度は、そのまま体の中に取り入れられるような適切なものではありません。

寒くて乾いた冬の空気なら、なおさらです。鼻には、外気の湿度や温度を適切に調節する機能も備わっており、適度に湿った温かい空気が体内に取り込まれていきます。

ところが、口には鼻のような調湿・調温機能はありません。口呼吸で取り込まれた空気は冷た過ぎて乾き過ぎているのですが、そのまま体内に入ってしまうのです。

冷えはアトピー性皮膚炎やアレルギーによくないものですが、口呼吸を行うことで体の中から冷やしてしまうことになり、アトピーやアレルギーの悪化を招いてしまいます。

口呼吸だと免疫力が低下する

口呼吸で入ってきた外気の細菌やウイルス、ホコリなどは、のどの奥にある扁桃リンパ組織に直接当たります。

ここで免疫システムが迎え撃つのですが、鼻呼吸でフィルタリングされた外気とは勝手が違い、負荷が大きすぎるのです。

扁桃腺炎は、扁桃腺で細菌やウイルスが増殖して引き起こされるものです。それにより細菌や毒素が血液やリンパ液とともに全身を巡ります。

加えて、扁桃リンパ組織は免疫組織の最前線といわれているものです。ここに異常が起こると、全身の免疫機能が低下してしまいます。

つまり口呼吸による問題は、喉だけにとどまらず全身の免疫機能にまで及び、アトピー性皮膚炎やアレルギーの悪化にも直結するものなのです。

口呼吸になってしまう原因と治し方

口を閉じれば鼻呼吸に戻せる

アトピーやアレルギー症状に悩まされている方にとって、口呼吸は大敵であることがわかりました。でも、なぜ口呼吸をしてしまうのでしょうか。

ここからは、その原因と鼻呼吸への戻し方についてみていきましょう。

鼻詰まりを治して鼻呼吸に戻す

無意識のうちに口呼吸になってしまうのは、鼻がつまっているからかもしれません。風邪やアレルギー性鼻炎、蓄膿症などによる鼻づまりや、子どもだとアデノイド肥大も考えられます。

鼻がつまっていると息苦しくなり、口を開けて呼吸せざるを得なくなるでしょう。

この場合、鼻づまりの原因となっている病気を治す、あるいは軽減させることで、鼻呼吸に導くことができそうです。

歯並びを整えて鼻呼吸に戻す

歯並びの悪さによって、口呼吸が引き起こされることもあります。前歯が出ていたり、上下の歯が閉じなかったりすると、口が開きやすくなるからです。

口呼吸を続けていると、歯並びの乱れがさらに進んでしまうという、マイナスのスパイラル傾向もみられます。

なお、口の中が乾燥することで、虫歯や歯周病になりやすくなったり、口臭が強くなったりすることも多いようです。このような場合は、歯列矯正の検討をおすすめします。

マスクを変えて鼻呼吸に戻す

感染症拡大予防対策として、マスクを常用するようになっています。しかし、マスクをしていると息苦しさを感じるという方が少なくないようです。

このような方は、マスクと口元の空間が広くて息がしやすい立体構造のマスクをおすすめします。会話もしやすくなって、息苦しさが軽減されますよ。

口閉じテープで鼻呼吸に戻す

口呼吸が癖になっているだけのようなケースでは、口を意識的に閉じることで徐々に鼻呼吸ができるようになっていきます。

とはいえ、いつも口に注意を向けていられるものではありませんし、寝ている間はどうにもなりません。このようなケースは、いびき防止用の口閉じテープが大活躍します。

アトピー性皮膚炎やアレルギーで皮膚がデリケートになっている方は、絆創膏などで代用せずに肌に合ったものを厳選してお使いください。

口呼吸をやめてアトピーやアレルギーを改善しよう

石神井さくら鍼灸整体院のアトピー治療では、毎日の生活習慣を見直すことを大切にしています。口呼吸のような良くない習慣を改めるだけで、アトピーやアレルギーを改善に導くことができるからです。

また、免疫力を正常に働かせることもアトピー性皮膚炎克服のために重要で、肝臓や腎臓への施術で解毒力を高めることは、そのためのアプローチなのです。

都会のオアシス「石神井公園」近くの石神井さくら鍼灸整体院は、西武池袋線「石神井公園駅」から徒歩4分と、大変便利な場所にあります。ぜひお気軽にお立ち寄りください。

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