大人だけでなく子どもにも増えている、「浮き指」。
「浮き指」は、猫背や腰痛・肩こりなどの原因にもなりますが、上からみただけではわかりにくいものです。
この記事では、子どもにも増えている「浮き指」について、チェックの仕方や対策まで紹介しています。
早めに発見して対策することで浮き指は改善可能ですので、ぜひ参考になさってください。
\ 外反母趾・巻き爪・浮き指・扁平足など/
浮き指とは?
浮き指とは足指が地面に付かない状態のこと
浮き指とは、足指が地面に付かない状態を指します。
人の足指は、立った時にどれも地面に付いているのが本来の姿ですが、外反母趾のように上から見ただけではわかりにくいため、見逃されてしまうことが多いものです。
そのため、猫背や姿勢の悪さを治すために病院で診察を受けたときに見つかるケースが多くみられます。
8歳児の9割以上が浮き指
浮き指は、5~6歳ごろからその傾向がみられるようになります。
小学2年生のお子さんを対象に行われている「エコチル調査8歳学童期総合健診」では、2019年7月〜2020年2月に実施した検査に参加した396人の内、子どもの約97%が、浮き指と診断されました。
参考資料:「エコチル調査8歳学童期総合健診」は国立大学法人山梨大学のエコチル調査甲信ユニットセンターの研究チームがおこなった調査です。
浮き指は目立たないため発見が遅れがちですが、巻き爪のような足指のトラブルだけではなく、首や肩にまで悪影響を及ぼします。
次の章で紹介するチェック法で、お子さんの浮き指を早めに見つけてあげてください。
浮き指のチェック法
足指の下にハガキが差し込めたら浮き指かも
浮き指は、裸足になって平らな場所で直立し、真っすぐ前を向いた状態でチェックします。
その状態のまま、誰か他の人にハガキくらいの厚さの紙を、足指の下に差し込んでもらってください。
このとき、抵抗なく紙を差し込めたら浮き指になっている可能性があります。
親指が甲側に90度以上反ったら浮き指の可能性大
一人で座ってできる浮き指チェック法もご紹介しましょう。足の親指を手で甲側に向かって押してみてください。
この時に親指が90度以上反るなら、浮き指の可能性が大です。これは足裏の筋力が弱くなっているためで、浮き指になっていない健康な状態では、45~75度以上反りません。
浮き指の原因とは?
浮き指の原因は足指を使わない生活習慣
もともと人の足裏には、
- .踵
- 親指付け根のふくらみ(拇趾球)
- 小指根元のふくらみ(小趾球)
の3点をむすぶアーチがあります。これらの働きによって、人は二本足でもバランスよく身体を支えられるようにできているのです。
しかし、靴を履いたまま長時間を過ごす現代の生活では、足指を使う機会が減っています。足指を使わないと足裏の筋力が衰えてしまい、足裏のアーチが崩れていくのです。
そのため浮き指が引き起こされ、さらに足裏の筋力が衰えてアーチが崩れる…という悪循環が多くみられます。
浮き指の原因は「合わない靴」
生活の中で靴を履いて過ごす時間が長くなっている現代、靴が足に合っているかどうかは、浮き指対策としてとても重要です。
靴が大きすぎる場合、足は前方に移動しやすくなりますが、これを防ぐために足指を甲側にそらせる癖がついてしまいます。
反対に小さすぎる場合は足指が縮まった状態になり、これも浮き指を促進させるものです。成長期のお子さんの場合は特に、こまめに靴のサイズをチェックしてあげてください。
靴紐や上靴も盲点に
最近は靴への意識が高まり、品質の良いものが市販されるようになっていますが、サイズが合っていても靴紐をきちんと結ばすに履いていると台無しになります。
また意外な盲点は、教室内で履く「上履き」。履く時間が長いにもかかわらず、足の健康への配慮がされていないものが多いためです。
スリッパやサンダルも要注意
スリッパやサンダルなども、浮き指を促進させるものです。これらの靴は踵がホールドされないため、脱げやすくなっています。
そのため、足の指を甲側に上げて脱げないようにするのですが、これが習慣化すると足裏の筋肉が伸びっぱなしになり、浮き指が加速していくことになるのです。
習慣化した骨格を歪ませる姿勢
骨格を歪ませる不良姿勢や不良姿勢を作る習慣は、歩行姿勢を崩し足底の変形を助長させます。
例えば骨盤が歪むと前傾姿勢になりやすく、つま先重心になることが多くみられます。
その結果、足底の横アーチが崩れ足先が広がった様に見える『開帳足』になり、足の横幅が大きくなってしまうのです。
それにより、足底を通る筋肉や腱の作用する方向が変わり、アーチを保持する力が伝わらなくなります。
足部の形状を保つ作用が弱まると、足底の縦アーチの減少が起こり、更に足底の変形が進むことで、足底のアーチが無くなった扁平足になっていくのです。
また、骨盤が歪むことで坐骨神経の機能が低下する為、坐骨神経支配の足底のアーチを維持する筋肉(後脛骨筋・長短腓骨筋)の筋力が低下し、足底のアーチの崩れを助長してしまいます。
つまり、悪い姿勢は肩こりや腰痛だけでなく、足裏にまで悪影響を及ぼし浮き指の原因となるのです。
浮き指改善のための対策
裸足で過ごす時間を増やす
足に合った靴であっても、履いているときには足指の自由な動きが制限されてしまうものです。
そこで、靴下やスリッパを履かずに、裸足で過ごす時間を増やすことをおすすめします。足裏で床の感触を確かめるように歩けば足裏の筋肉が目覚め、浮き指の解消に向かっていきます。
足指のストレッチや運動
足の指の間に手の指が入りますか?入りづらいようなら、この動作をお風呂上がりの習慣に加えてみてください。
また、足指でジャンケンのような形を作る運動も効果的です。最初は手でサポートしながらやってみましょう。
足に合った靴を履いてのウォーキング
ウォーキングは運動の王道といえるものですが、足に靴が合っていないと浮き指を悪化させてしまいます。
また前述したように、紐をきちんと結んで履くことも大切です。面倒でも紐を結んだまま履かず、きちんと結び直すようにしましょう。
治療院で治療を受ける
靴など足部分への対策だけで治らない浮き指の場合は、治療院に相談されることをおすすめします。
治療院での浮き指治療では、足指矯正など積極的なアプローチを行います。また、身体全体のバランスを整える根本的な治療によって、トラブルの解消や再発防止も可能です。
さくら整体院では以下のように、外反母趾や内反小趾のほか、痛いタコもまとめて解消できる施術を行っています。
加えてさくら整体院ではセルフケアとして、後脛骨筋と長短腓骨筋を強化する指導もしております。このセルフケア、は浮き指の予防法としても役立つものです。
浮き指でお悩みのお子さんから大人の方まで、どうぞお気軽にご相談ください。
外反母趾・巻き爪・浮き指・扁平足・タコ・ウオノメなど
痛み・歪みの治療から予防へ
骨盤矯正にて体の重心を中央に戻します。坐骨神経の機能を回復させ痛みを和らげていきます。
外反した親指、内反した小指の矯正施術に加えて、足底の形状の安定を図るためのテーピング療法。
施術効果を長期で維持するために「足や指の使い方」「姿勢」「立ち方・歩き方」など根本的に改善。
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